PROGRAM♪
OA まつむらあきひろさん
①秘密基地 [作詞作曲:まつむらあきひろ]
②帰り道 [作詞作曲:まつむらあきひろ]
一部
① ブルース色の雨に濡れてる [作詞作曲:田野ユタカ]
② 夏色のドレスで [作詞作曲:田野ユタカ]
③ 星祭り [作詞作曲:田野ユタカ]
④ 啼けない狼 [作詞作曲:田野ユタカ]
⑤ 月の灯かり [作詞作曲:田野ユタカ]
⑥ あの歌が聞きたい [作詞作曲:田野ユタカ]
ゲスト 津山さゆりさんコーナー
⑦ だけど瞳は空を見ている [作詞作曲:田野ユタカ]
⑧ 豊漁夢祈願 【New】 [作詞作曲:田野ユタカ]
二部
① 瞼に夏を焼きつけて [作詞作曲:田野ユタカ]
② 想い出が重たすぎて [作詞作曲:田野ユタカ]
③ Dear Mermaid [作詞作曲:田野ユタカ]
④ Kの夏 [作詞作曲:田野ユタカ]
⑤ 十二単 [作詞:柳川真寿美 作曲:田野ユタカ]
⑥ 芝居仕掛 [作詞作曲:田野ユタカ]
⑦ オブラート [作詞作曲:田野ユタカ]
⑧ あの日の少年 【New】 [作詞作曲:田野ユタカ]
アンコール
① CANVAS TOP [作詞作曲:田野ユタカ]
② Studio R/D [作詞作曲:田野ユタカ]
田野ユタカLIVE‘25 長月
“あの歌が聞きたい♪”
2025年9月20日 於:吉祥寺「曼荼羅」
吉祥寺に向かう電車の窓から見えたのは、今にも崩れそうな真っ暗な空。
この緊迫感に満ちた黒雲が好き、もちろん、どこまでも晴れた青と白の空も好き…。
さぁこれから、この雲みたいに心地よい緊張感をあおってくる重厚な曲と、どこまでも何もかも
受け止めてくれそうな田野さんの笑顔に会えるんだ~と思うと、雑踏を歩く足も速まります。
お店に着いてすぐ、有海さんにお会いできたのでご挨拶。
今日もまたシャツがオシャレ~。
いつもちらちらとしかお会いしてないのに、覚えていてくれて嬉しい。
本日の田野さんは白いTシャツにサマーニットとデニム、というシンプルな出で立ちながら
足元の赤い靴下が目を引きます。いつもながらの隙の無さ。
そして胸元のシンプルなチェーンには嫌味のない大人の色気が醸し出されて…♪
OA は まつむらあきひろさん。
『秘密基地』から。
歌詞にある「合言葉は 秘密」。
これは「合言葉は秘密」(教えてあげないよ)なのか、
「合言葉は“ヒミツ”」(こっそり教えてあげるね“ヒミツ”が合言葉だよ)なのか…。
以前のレポーターの方もこのあたり書いておいででしたね。
小学生くらいの子が、好きな子にこういうこと言って煙に巻く、そんなシーンを思い描いて
それって田野さんがやりそうなことじゃないかな~と考えて、一人でくすくす。
次は 『帰り道』
田野さんのお話では "「曼荼羅」でのLIVEのOAはまつむらあきひろさん" とのこと。
もう数回目?お声も耳に馴染んできましたが、幼い頃から見守っている田野さんには
このステージに立つ甥っ子さんの雄姿に、歌に、格別な思いがおありなことでしょう。
さて、第一部
『ブルース色の雨に濡れてる』
まさに今日の雨。夏の暑さも過ぎてしまえば忘れるけど、この曲は忘れられない渦中でしょうか。
力強くも優しい言葉を、まさにびしょぬれになるほど畳みかけて浴びせてきてくれるブルースです。
『夏色のドレスで』
端正にさえ感じられる曲調で描かれている、夏色のドレス。
何色なんだろう どんな人なんだろう いろいろ想いを馳せているうちに、
しっとりと最後のロングトーンが響きます。
「夏」という限られた季節の切なさを思い知らされるよう。
『星祭り』
以前にますむらひろしさんのお話を伺ってから、その独特の世界が拡がります。
そして田野さんの大切なご友人を歌った『啼けない狼』 を経て
『あの歌が聞きたい』
ここから有海さん、ご登場。
ああ、もうすぐ十月。金木犀が薫ってきたら「忘れかけてた一ページ」
深野義和さんのこの曲が自分の中に流れます。
きっと田野さんの歌詞に出てくるタイトルひとつひとつに、
たくさんの人の思い出が詰まっていることでしょう。
『月の灯かり』
歌い出しと共に、さぁっと差し込んでくる月の灯かり。
そのまっさらな、嘘のつけない光にさらされて、いつもながらに背筋が伸びるよう。
本日のゲストの津山さゆりさんにこの楽曲を提供されたそうですが、
このとき田野さんが言われた「お客さまに育ててもらった曲」
「今日は私のLIVEなので私が歌います」
この言葉が心に残りました。 そう、田野さんご自身の声で、歌い方で、
このメロディーと歌詞が紡がれるからこそ感じること、見えてくる風景って、
田野さんのお客様お一人お一人が大事に持っておいでかと思います。
さてさて、ここからはそのゲスト、津山さゆりさんのご登場。
一曲目『だけど瞳は空を見ている』
お初に拝見する津山さんのステージ。明るく健康的なオーラとお声です。
開演前にお見かけした、ポニーテールを揺らしながら足早にフロアを歩く姿も颯爽としていて
この青春ソングは彼女にとてもお似合いでした。
そして曲のアレンジは、客席においでになった、きょん小川さん。
ご尊顔を拝するのはとても久しぶり。
深野さんのLIVEにて穏やかな佇まいでベースを弾いてらした頃から、
少しも変わられていませんでした。
次の『豊漁夢祈願』
ご縁のなかったジャンルの曲。
でも、さすが田野さん作、タイトルには浪漫を感じます。
歌いこなされる津山さんも生き生きと力強い魅力にあふれていました。
第二部
『瞼に夏を焼きつけて』
第二部からは羽織っていたニットをモノトーンのシャツに替えられて。
こーゆーオシャレな服、みんなどこで買うの?
ともあれ曲は、過ぎゆく夏を歌います。
今年の夏の大変だった暑さもしんどさも、
今日みたいな秋の空気を感じていると思い出せもしない。
思えば、行くのが惜しまれる季節って、夏だけですよねえ。
『想い出が重たすぎて』
タイトルは重たいけど、それを撥ね退けるような軽やかな曲 ♪
『Dear
Mermaid』
田野さんが「育っていく」という言葉を使われていましたが、
この曲は私の中で育ってきてくれました。
聴くほどに熟成されて、セピアカラーが似合っていきます。
田野さんの夏の終わりの曲の数々は、私の「夏、キライ!」を覆してきてくれているようです。
『Kの夏』
タイトルのイニシャル「K」に、 私も私も~♪ と、ちょっと図々しくも
いつも自分を重ね合わせて聴いています(多くのKの皆さんも、きっと、そう…ですよね?)。
聴く度に新たなときめきポイントが見つかる、とっても好きな曲でもあります。
そして気づけばこの曲も あれ? 苦手な「夏」でした。
『十二単』 『芝居仕掛』 『オブラート』
重厚感のあるおなじみの三曲が続きました。
田野さんの声が、ギターが、いつも以上に響きます。
最後には、この日の新曲『あの日の少年』
田野さんの曲には、少年の心を歌ったものが少なくないように思います。
その頃の感性をきっと今も持ち続けておいでなのでしょう。
自分自身はどうかな~、反省してみないと、です。
アンコール
『CANVAS
TOP』 『Studio R/D』
1st Albumからの一曲と、最近はもうお馴染となった「深野さん家のレインドロップスタジオ」。
(以前からの深野さんのブログにもよく登場していたので、自分の中ではこんな雰囲気の認識)
ステージには津山さんもまつむらさんも集結して、賑やかに賑やかに歌って終了。
個人的には田野さんLIVEの「今日の最後のバラードは何かな~」が、始まる前からのお楽しみ。
でもまあ賑やかに終わる日もあるよね、確か前にもあったし。
バラードの代わりに、深野さん・田野さんLIVEで繋がることができた友人たちと三人で
尽きないおしゃべりをしながらの帰宅。 たった今のLIVEの話が誰かと出来るって、嬉しい。
さて今回LIVEメニューを見ていたら、一番最後にそ~っと、
☆吉祥寺「曼荼羅」でのLIVEは12/13(土)の予定です♪ と、あるではないですか。
年内にまた田野さんにお会いできるんだ~♪
(いやいや、でもでも、お身体ご無理だけはされないでくださいね…です)
今日の友人たちとも、今回はおいでになれなかったあの方にも、次回はお会いできるかな
もしかして深野さんにも、とか?
この夏を乗り切ったのだもの、やっと来た秋を楽しみながら、いろんな期待を込めて、
その時をお待ちしてます、ね♪
by かおり
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